スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】





 そんなことを考えていると、急にリンカが俺の右腕に腕を絡ませてきた。



「どうした?」

「なんかこうして歩いてるとあたしたち恋人みたいだねぇ~!なんか嬉しいかも~♪」



 酔っぱらいが言ったことだ、気にしなくていい。

 そう頭では思うのに心は考えた。



 恋人みたいで嬉しい……?


 要するにそういう関係になりたいの?



 そんなことを考えているうちに心臓がやけにうるさくなってきた。

 まるで日本にいるあの子に初恋したときのように激しく音を立てている

 どういうこと?

 絡まっている腕がしびれるような感覚に襲われる。


 あぁ、わかった



「なぁ、リンカ」

「なぁに?」

「俺のこと好き?」

「さっ、さぁ?/////」




< 272 / 295 >

この作品をシェア

pagetop