スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
目的の建物の中に入り、受付を済ませてから空席に座り、静かに順番を待った。
「なんかあんま実感わかねーな」
「そうだね」
「でもさ、俺らの愛の結晶だよな!」
「似合わない…」
そう言ってくすっと笑うと、少し不機嫌そうに口を曲げられた。
でも……私たちの愛の結晶かぁ……
確かにそうなのかもしれない……
それから他愛もない話をしていると、
「林さーん、どうぞー!」
白い制服を着た女性に呼ばれた。
ユーダイが「行くか」と立ち上がったのに続いて立ち上がり、呼ばれた場所に向かった。