スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
「でもホントだから」
「俺はふたりのために頑張る」
真剣にそう語る彼を見つめていると、『私もこの子のために頑張らなきゃ』と思う。
私はいつの間にか、女から母親へと変わっていく自分を感じていた。
「あ、でもさっ、赤ちゃんばっかにかまうなよ」
「え~なにぃ?かまってほしいの~?」
「悪いか」と言いながら口をへの字に曲げて顔を赤らめる彼を見て、自然と頬が緩んだ。