スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】





「ねぇ、優太」

 着替え途中の彼に話しかけると「ん?どうした?」と着替えながらも返事が返ってきた。



「ママに“付き合ってる”のバレそう……」



 実は私たち両親には内緒で付き合ってたりする。

 朝のママの口調だとバレてはいないようだけど、それも時間の問題だと思う。



「別にいいじゃんっ」



 軽く言う私の彼氏。



「はぁっ!?何言ってるのっ!?」



 いや、バレてもいいってどんだけすごいのあなたっ!?



「…じゃあ、逆に訊くけどなんでダメなの?」



 ドキッ


 真っ直ぐ何の曇りもなく私の目を見て言う彼に少しときめいた。



「それは……」



 いや、だって恥ずかしいし……

 なんかからかわれるのも嫌だし……





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