スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
学校が始まってから、もう一ヶ月たとうとしていた。
丁度、一週間くらい前からこの夢をみるようになった。
今は、毎日同じ映画を繰り返し見せられてうんざりするような感覚に見舞われている。
「はぁ~~~…」
「どうかしたんですか?」
自分の席で長いため息をつくと、隣の席から声をかけられた。
もちろん、彩人くんから。
「ううん。・・・何でもないよ!」
学校じゃ明るく振る舞わなきゃね!
心配かけちゃ悪いし。。
でも彩人くんには、逆効果だったよう。
「ボクは嘘を言ってほしいなんて、一言も言ってませんよ。悩んでることがあるなら言ってください。ちゃんと聞きますから。」
「アハハ…ばれてたの?・・・話聞いてくれる?」
「はい。」
それから私はゆっくり、夢のことについて話した。