スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
私は優しいちーちゃんの腕の中でたくさん泣いた。
なんで涙が溢れるのかなんてわからないけど、泣いた。
だけどたぶん、彩人くんに無視されたから、悲しかったんだと思う。
でも、なんで無視されたくらいで悲しいんだろう…?
ちーちゃんは私が泣き止むまでずっと、優しく頭を撫でてくれていた。
私が泣き止んだころには、日は沈み、暗くなっていた。
ちーちゃんは心配して『大丈夫?送ろうか?』と言ってくれたけど、断って歩いて帰った。