“またね。”
《送信:美香
行きたい。いつ?》
《受信:美香
そう言ってくれると思ったよ!えっとね…》
日にちと時間を聞いてメールを終わらせた。
布団に寝転がって天井を見る。
─…大ちゃんに会える。
会えるんだ。
そう、思っていたのに。
数時間後、再び美香からメール。
なんだろう。
《受信:美香
あのね、菜摘。言いにくいんだけど…》
最初の2行を読んだだけで、心臓が大きく波打った。
なんとなく─
その先がわかったから。
《山岸くんが、菜摘がいるなら行かないって言ってるみたいなんだよね…。だから今回は中止になったから…》
─やっぱり。
どうして?
彼女にバレたから?
『行けない』じゃなく『行かない』。
たったこれだけのことでどうしようもなく不安になる。
菜摘のこと
嫌いになった?
《送信:美香
うん、わかったよ。なんかごめんね》
返事を送り、携帯を閉じた。
行きたい。いつ?》
《受信:美香
そう言ってくれると思ったよ!えっとね…》
日にちと時間を聞いてメールを終わらせた。
布団に寝転がって天井を見る。
─…大ちゃんに会える。
会えるんだ。
そう、思っていたのに。
数時間後、再び美香からメール。
なんだろう。
《受信:美香
あのね、菜摘。言いにくいんだけど…》
最初の2行を読んだだけで、心臓が大きく波打った。
なんとなく─
その先がわかったから。
《山岸くんが、菜摘がいるなら行かないって言ってるみたいなんだよね…。だから今回は中止になったから…》
─やっぱり。
どうして?
彼女にバレたから?
『行けない』じゃなく『行かない』。
たったこれだけのことでどうしようもなく不安になる。
菜摘のこと
嫌いになった?
《送信:美香
うん、わかったよ。なんかごめんね》
返事を送り、携帯を閉じた。