“またね。”
翌日の昼休み、教室で理緒と話していると、後ろから声をかけられた。
「菜摘?」
騒がしい教室に、特徴のある少し鼻にかかった声が響く。
聞き慣れない声に振り向くと、見たことのない人。
「え…ごめん、誰?」
「亮介だよ」
亮介って…
昨日メールした人?
「ああ、亮介か!初めまして」
微笑んだ亮介に、出来る限りの笑顔で応える。
少し色黒で、茶色く染まった髪を綺麗にセットした、背が高い男の子。
制服も着崩してはいるけど他の男の子たちみたいにだらしなくはなくて、菜摘でもわかるくらいオシャレさんだ。
由貴の言う通りかっこいい。
『モテそうだな』
これが第一印象だった。
「菜摘、飯食った?ちょっと話さない?」
「行っていいよ!理緒、麻衣子と話してるから!」
なぜか理緒が答え、麻衣子を連れて教室から出ていった。
…教室から出ていく必要は全くないと思うんだけど。
「いいよ。話そ」
由貴に亮介のことを聞きたかったけれど、今日は他校の彼氏と遊ぶために学校をサボってる。
それに直接話した方が早い。
亮介のあとをついていくと、屋上へ繋がる階段に着いた。
屋上は立入禁止だから、誰も通らないんだ。
「菜摘?」
騒がしい教室に、特徴のある少し鼻にかかった声が響く。
聞き慣れない声に振り向くと、見たことのない人。
「え…ごめん、誰?」
「亮介だよ」
亮介って…
昨日メールした人?
「ああ、亮介か!初めまして」
微笑んだ亮介に、出来る限りの笑顔で応える。
少し色黒で、茶色く染まった髪を綺麗にセットした、背が高い男の子。
制服も着崩してはいるけど他の男の子たちみたいにだらしなくはなくて、菜摘でもわかるくらいオシャレさんだ。
由貴の言う通りかっこいい。
『モテそうだな』
これが第一印象だった。
「菜摘、飯食った?ちょっと話さない?」
「行っていいよ!理緒、麻衣子と話してるから!」
なぜか理緒が答え、麻衣子を連れて教室から出ていった。
…教室から出ていく必要は全くないと思うんだけど。
「いいよ。話そ」
由貴に亮介のことを聞きたかったけれど、今日は他校の彼氏と遊ぶために学校をサボってる。
それに直接話した方が早い。
亮介のあとをついていくと、屋上へ繋がる階段に着いた。
屋上は立入禁止だから、誰も通らないんだ。