“またね。”
《夜は大輔が仕事だから無理。12時でいいよね?》
12時って、学校あるのに。
彼女は菜摘のこと知ってるのかな。
そもそもどうしてバレたの?
徐々に落ち着きを取り戻すと、少しずつ疑問が生まれた。
《学校だから無理です。3時過ぎなきゃ行けません》
さっきまでの混乱が嘘かのように冷静だ。
灰を落としながら送信する。
《調子のんなよ。学校とかどうでもいいわ。あたしも仕事休みとったから》
調子のんなよって言われても、学校はしょうがないじゃん。
短気な菜摘は、寝起きも重なり、だんだんと苛立ちが募る。
自分が悪いなんてちっとも思っていないし、罪悪感だってこれっぽっちもないから。
だって、この人がいなければ
菜摘は、大ちゃんの隣にいられたかもしれないのに。
《学校はしょうがないじゃん。こっちにも都合があります》
すっかり短くなった煙草を人差し指と親指でつまみ、最後の一口を大きく吸う。
煙を吐きながら石に煙草を差すと、同時にメールが返ってきた。
《人の男に手ぇ出したのはそっちでしょ?
うちら婚約してるし、子供もいるんだわ》
12時って、学校あるのに。
彼女は菜摘のこと知ってるのかな。
そもそもどうしてバレたの?
徐々に落ち着きを取り戻すと、少しずつ疑問が生まれた。
《学校だから無理です。3時過ぎなきゃ行けません》
さっきまでの混乱が嘘かのように冷静だ。
灰を落としながら送信する。
《調子のんなよ。学校とかどうでもいいわ。あたしも仕事休みとったから》
調子のんなよって言われても、学校はしょうがないじゃん。
短気な菜摘は、寝起きも重なり、だんだんと苛立ちが募る。
自分が悪いなんてちっとも思っていないし、罪悪感だってこれっぽっちもないから。
だって、この人がいなければ
菜摘は、大ちゃんの隣にいられたかもしれないのに。
《学校はしょうがないじゃん。こっちにも都合があります》
すっかり短くなった煙草を人差し指と親指でつまみ、最後の一口を大きく吸う。
煙を吐きながら石に煙草を差すと、同時にメールが返ってきた。
《人の男に手ぇ出したのはそっちでしょ?
うちら婚約してるし、子供もいるんだわ》