“またね。”
「大ちゃんとアッサリ付き合えたあんたに…」



─寂しいと思ったの初めてかも─

─お前といたら楽しいわ─

─また会えるよ。そんな気がする─



「彼女になれたあんたに…」



─菜摘は女なんだよ。気を付けろよ─

─好きだよ─

─待っててくれる?─



「無条件で隣にいられるあんたに…」



─菜摘がいなくなるなんて考えられない─

─俺には菜摘が必要だよ─

─一緒に海行こう─



「死ぬほど好きなのに、好きだよって言ってくれたのに、それでも隣にいられない気持ちわかる!?」



─そういうとこ可愛い─

─たぶん、ずっと好きだったよ─

─『綺麗だ』って、思ったんだ─



「そしたら急に、婚約してて子供いるとまで言われて…」



─信じてくれる?─

─ずっと好きでいてよ─

─泣き虫。俺も愛してるよ─



「くだらないちっぽけなプライドすらなくなるくらい

どうしようもなくなるくらい好きになっちゃった気持ちが

あんたにわかんの…?」



─世界で1番愛してる─

< 379 / 407 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop