“またね。”
《送信:大輔
そっか。じゃあさ、もう会えない?》
《受信:大輔
わかんないけど…あんまり会えなくなるかも。束縛するタイプみたいだから》
ついさっきお土産くれるって言ったじゃん。
テストが終わったらまた遊ぼうって約束したじゃん。
嘘つき。
話が噛み合ってないよ。
……やっぱり
中学生なんて、相手にされるわけなかったのかな。
ひとりで浮かれてただけだったのかな……。
涙を堪え、メール作成を中断して大輔の番号を表示する。
本当は直接言いたかったけど
どうせもう会えないのなら、今言ってしまえばいい。
困らせちゃうかな。
でも、どうしても今言いたい。
ちゃんと伝えたい。
……もう、遅いのに。