“またね。”

翌日、待ちに待った大輔と1ヶ月ぶりに再会する日。

PM10時。

植木くんを除く4人で待ち合わせをした。

『どうせならみんなで行こう』と、駿くんが提案したから。

待ち合わせ場所は、大輔と再会したゲームセンター。

菜摘は遠回りなんてもんじゃないくらい植木くんの家の方が断然近いから、かなり面倒臭かったけど

少しでも早く大輔に会いたかったから、待ち合わせに参加した。

少しでも長く、大輔と居たかいから。



少し遅れて行くと、背の高い2つの人影が見えた。

「あ!やっときた」

駿くんが大きな口で笑う。

前は座ってたからわからなかったけど、大輔よりは少し低いものの駿くんも背が高い。



「おせぇよ。なんか久しぶり」

左側から聞こえた声。

1ヶ月ぶりの、大好きな人の声。

久しぶりの大輔は、少し髪が伸びていた。

なんだか少し緊張する。


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