“またね。”

また会いたいよ。

ずっとずっと、会っていたいよ。



離れたくない。

離したくない。

一緒にいたい。

傍にいたい。

隣にいたいよ。



いさせてよ…。



手を振り、少しの間、大ちゃんの背中を見送りながら

独り、家路を歩いた。



─…寒いな。

手がかじかむ。



大ちゃんが隣にいる時は

あんなに

あんなに

暖かかったのに。


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