指先で紡ぐ月影歌
後日談は本当に最後の最後で付け足したお話でした。
どうしてもなんだか市村くんのことが消化できなくて…
どうしようもなかったので永倉さんに会いに行ってもらいました(笑)
今回のお話は表紙が1ページ目だと思って読んでいただきたいです。
そこから全て繋がっています。
そしてこのお話はすべてそれぞれの人の
回想録となっています。
約束は三人称ですが、生きて戻ってきた市村くんの函館での思い出。
原田さんは分かりにくいかもしれませんが
上野で負傷したとき、一人あの瞬間を思い出しているイメージでかいています。
そこで誰かが彼を助けた、なんてことがあったら面白いですよね。
永倉さんは、時代が変わってすぐの若い彼が回想しているように見えますが実は違います。
最後に、忘れられない酒の味を北の地で思い出す、と書いたように、これは晩年土方さんと最後の盃を酌み交わしたときのことを回想しているんです。
わかりにくくてすみません。
なので、全ては回想録です。
追憶録なのです。
それからもう一つ。
この"月影歌"に関しては土方さんのイメージに西島秀俊さんを持っています。
なので彼の誕生日である3月29日に完結させました(笑)なんて裏話です。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
また歴史物書いていきたいので、お付き合いいただければと思います。
本当にありがとうございました!
2014.03.29 jekyll