指先で紡ぐ月影歌
<過ぎ去りし日々>
『ぎゃー!へーすけ!永倉さぁーん!たすけてぇぇぇー!』
『新八、平助!邪魔すんじゃねぇぞ!?おいこら惣次郎!てめぇまた俺のお茶請け盗んだだろ!?』
『うわぁーん!永倉さぁぁぁあああん!!』
『そーじ!がんばれー』
『…へーすけのばかやろー!!』
『まったく…元気ですねぇ』
『まぁまぁ原田くん。少し落ち着いて。相手は子どもなんだから』
『そうだぞ。ちったぁ落ち着けって左之。食っていいって言ったの俺だけど』
『新八ぃぃい!?』
『…いい加減五月蝿ぇんだよてめぇら!!!!!!!!』