指先で紡ぐ月影歌
『土方さん土方さん土方さん土方さん!!』
『五月蝿ぇ!聞こえてるっつんだよ!』
『知ってる!?清河って奴が京に行くのに浪士集めてるんだってよ!』
『あぁ…あの浪士組とかいうやつか』
『しかも大赦(たいしゃ)だって。文武に秀でてりゃ重用してくれるって話だぜ』
『はー…中々粋だよな』
『京の都、行ってみたいですね!』
『懐かしいな。花街とか気になるよな』
『左之、お前そればっかじゃねぇか』