指先で紡ぐ月影歌




『土方さん土方さん土方さん土方さん!!』


『五月蝿ぇ!聞こえてるっつんだよ!』


『知ってる!?清河って奴が京に行くのに浪士集めてるんだってよ!』


『あぁ…あの浪士組とかいうやつか』


『しかも大赦(たいしゃ)だって。文武に秀でてりゃ重用してくれるって話だぜ』


『はー…中々粋だよな』


『京の都、行ってみたいですね!』


『懐かしいな。花街とか気になるよな』


『左之、お前そればっかじゃねぇか』





< 94 / 239 >

この作品をシェア

pagetop