relation


その言葉に、なぜか泣きそうになって、それをかき消すように言う。


「…女々しい奴」


すると、彼は吹き出した。

「うわ、相変わらず男前だな、お前」


笑われて、一緒に笑ってる内に、涙がにじんでくる。

それを隠そうとしたら、急に腕を引っ張られた。


気付けば、私の体は彼の腕の中に。



「…男前な所もいいけど、そういうちょっと弱い所も好き」



耳元で囁かれ、私は何も言えないまま、彼の腕の中にいた。



fin.
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

BLACK or WHITE

総文字数/22,080

恋愛(オフィスラブ)114ページ

表紙を見る
red_rose

総文字数/1,563

恋愛(純愛)11ページ

表紙を見る
ケイヤク ~被写体 続編~

総文字数/1,183

恋愛(その他)7ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop