永遠の恋。〜恋の四角〜



玄関に入ると、いつもなら


怒鳴ってくる母は、今日は怒鳴りに来なかった。


…あ、確か仕事で帰ってくるのが遅いのか。


よかった。


「お帰り、廉」


リビングから母と再婚した父が迎え出てきた。


「ただいま」


「遅かったね、夕食は?」


「ん、食べてきた」


この時、廉は外食して良かったと


心の中で思っていたのだ。


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