【ゲーム】チョコレイト・ディ☆
「え、えぇっ…とぉ……?」
困惑を隠しきれず、ゆきなちゃんが掴んでいるメイド服を凝視しながら挙動不審になる私。
そんな私の視線に気付いたゆきなちゃんは、何かに納得したような表情をすると
「……これ、私の」
「ほっ、本当にそうなの!?」
「……うん」
あんぐりと口を開ける私に、「メイドのバイト、してるの」とカミングアウトするゆきなちゃん。
『め、メイドさん……?』
普段は仏頂面のゆきなちゃんが微笑むところを想像してみる。
……あ、案外合うかも。
なんて事を取り留めもなく想像していると、
「………ぁ」
「ん?」
ゆきなちゃんが、私の手元をじっと見つめている事に気が付いた。