もし、腐女子なマネージャーに恋をしてしまったら。
タイトル未編集
今日もいつも通りの放課後になるはずだった。

一年生の倉木来人はグラウンドの全てを見渡すことができる、自分の教室の、自分の机で野球

部をスケッチしていた。

「へえ、、、こんな絵を書くのね。」

ぎくり。

そこにいたのは、スタイルがいい、、、いや、ものすごくいい女の子だった。

栗色のロングヘアーに大きな瞳、クールビューティーとは、こういうことか、と思うくらいだ

った。

「君。野球が好きなんだよね。」

慌ててスケッチブックを隠す。

すると女の子は綺麗な口元をニヤッとさせる。

腹黒い感じに。

「来なさい。」

その子は、僕の右手首を掴んでグラウンドまで僕を引きずった。

ぐらうんどのまんほーるのうえに立って、ランニングを続ける、15人くらいの集団に声をか

ける。

「止まって。」

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