お嬢様の仰せのままに。



「沙凪!どうだった?」

「んー、そこそこ」


本当は、わからない問題が無かったくらいの出来。


「俺、超出来たと思う!」

「そっか、ずっとあたしと勉強してたしね」


無意識に微笑むと、颯が驚いたように沙凪を見つめた。


「…何?」

「いや…最近、雰囲気変わったなって思って」

「え?」

「なんか、柔らかくなったよな、お前」



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