にんじん【超短編】
次の日
学校へ行くと、何やら騒々しかった
もちろん、昨日ホームルームで話し合ったからといって私におはようの言葉をかけてくれるような子はいない
黙って席に着き、様子を伺っていると
どうやら、好きな子の取り合いらしい
同じクラスの女子同士で
どっちが先に好きになったかと揉めていた
『くだらない…』
「お前さ、くだらないって顔してる」
「えっ!」
咄嗟の事で思考回路がストップする
声の主は、取り合いされている当の本人だった
学校へ行くと、何やら騒々しかった
もちろん、昨日ホームルームで話し合ったからといって私におはようの言葉をかけてくれるような子はいない
黙って席に着き、様子を伺っていると
どうやら、好きな子の取り合いらしい
同じクラスの女子同士で
どっちが先に好きになったかと揉めていた
『くだらない…』
「お前さ、くだらないって顔してる」
「えっ!」
咄嗟の事で思考回路がストップする
声の主は、取り合いされている当の本人だった