イ オ ン

ああ……もう恥ずかしすぎ……。



なんでいつもこういう失敗ばっかするんだろう……。



叔父さんと叔母さんにも迷惑かけてばかりだったし。絶対あの人も引いたよね……。




そんなことを考えていたら、ピアノの人が戻ってきた。



「俺かなり不器用だけど……そのままよりいいよね?」




「すみません……」




私は顔を耳まで赤くして答えた。




すると彼は一瞬キョトンとした表情になって、その後すぐ笑った。








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