グラウンドの太陽


「日向じゃなくて、海堀にすればいいのに」



隣にいた千夏が意味不明のことを言っている。

「?」
「ほら、席行くよ!!」
千夏に手を引かれながら、私はスタンドに座った。



1度でいいから見てみたかった光景が、目の前に広がっている。
これが球場か。

気持ちが弾む。
体のほうは、揉みくちゃのせいでヤバいけど……。







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