10年後も…〜song for you〜
キス!? *夏美 side
「はぁー?健のやつ朝からここにきてたわけ!?」
そう言った祐樹くんはコーラをがぶ飲みし、コップを激しくテーブルに置いた。
さっきうちの店に来た祐樹くんは、健くんが昨日ここに来たことを教えるとカウンター席で、愚痴垂れて居る。
「なんだよーあいつ。冷てえよ。親友の俺より、桐谷さんかよ」
「いや、それは違うと思うけど…」
祐樹くんって、こんなカンシャクを起こすタイプだったっけ?
私が黙って聞いていると、
祐樹くんはコップを差し出した。
「おかわり!」
「はいはい…」