10年後も…〜song for you〜

私の質問に祐樹くんの口が開きかけようとした瞬間、


ーガチャ!


お店の入り口が開いた。


「いらっしゃ…あ、健くん」




健くんが、入店してきた。



噂をすればなんとやら…。



「ちょっと、健くん?!傘持ってなかったの?」









健くんは、びしょ濡れだった。


入って来た時の表情は、すこし曇っていたが、私と祐樹くんを見るとすぐに笑顔になった。





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