10年後も…〜song for you〜
変わらないアイツ
寒気がして、目が覚めた。
あれ?
ここリビング??
おもむろに起き上がると、健が隣で眠っていて、びっくりした。
毛布が私には掛けられていたみたいだが、健はそのまま寒そうに身体を縮めて眠っている。
私、あのまま健が帰ってくるの待ってて寝ちゃったんだ。
健が毛布掛けてくれたんだね。
いつのまにか、テーブルの上のゴミも空き缶もなくなっていて、片付けられている。
毛布を健に掛け、時計を見ると、午前3時をまわっていた。