10年後も…〜song for you〜
健の言葉に心が締めつけられる。
健…なんて言ったの??
幸せにしてくれるよ…?
それって…?
「た、健何言ってんの?」
『つーか、今日は疲れたろ?早く風呂入って寝ろ!じゃあ、俺バイトして帰るから…』
明らかに、一方的に電話を切ろうとしている健に慌てた。
「ちょ、ちょっと待ってよー健!あのさ、あたしね…あのね」
慌ててしまって言葉が出てこない。
健は、電話越しにフッと笑った。
『仕事頑張れよ!じゃあーな!』
プープープー…
無情にも電話は切れた。