10年後も…〜song for you〜

「ん?」

真琴が俺を真っ直ぐな目で見る。


俺は思わず目を反らした。



やべぇ。



緊張する…。




俺はおもむろに外の空気を吸いたくなって、窓を開けた。


深呼吸をする。


落ち着け、俺。






その時、俺の真横を風が勢いよく通り過ぎた。




「きゃっ!健、窓閉めて」


真琴の声に振り向くと、真琴の足元に写真が数枚落ちていた。



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