10年後も…〜song for you〜
「いてぇ」
目を開けると、俺の顔の真横に真琴の頭があった。
真琴が仰向けに倒れた俺の体の上に倒れた体勢だった。
とりあえず、真琴を支えた状態で倒れたことに安心した。
頭を打ってないみたいでよかった…。
つか…
この体勢やばくねぇか?
理性が吹っ飛びそうになる。
真琴の髪のシャンプーの匂いが理性を撹乱させる。
「んーやだ、もう」
真琴が起き上がろうとした瞬間、
俺と真琴の唇が重なった。