イケメン女子の学園生活1【完】
ガララ…ー
ドアが開いた
目を向ければ目をキラキラさせている泪と目が合う
「ぜ、」
『…?』
「全教科…」
なかなか言わない泪にオレが首を傾げ先を促す
「全教科100点取れまちたぁ〜〜!!」
『!』
大きな声で叫ぶとオレの方にもう突進してきた
ドスンッ
凄い勢いだったから受け止めたオレは尻餅をついた
『イテテ…泪、さっきの本当か!?』
「うん、本当!ほら!」
ほら、と出され見たプリントは満点のテスト用紙…
お、おぉー!
合格は当たり前と思ったが本当に100点取れるとは
『やったな!泪!』
「うん!」
ガシィッと泪を抱き締めればギュッと抱き締め返してきた泪
あー頑張った頑張った
オレも凄いが泪がすげぇ
「……おい、コイツら寝やがったぞ」
「本当だ。抱き合って寝るなんて…よっぽど眠かったんだね」
「さっくん暖かそー!俺もまざろ♪」
「やめろ!朔月にくっつくのは俺が許さんぞ!」
「哲ったら、妬かないの♪」
「………起こす?」
「いや、寝かしとこう」
「倉庫に運ぶか…チッ、面倒くせぇ」
むにゃむにゃ
んー
疲れたな、