イケメン女子の学園生活1【完】
生徒会なんてどうですか?
どうもどうも
黒崎です
オレに平凡な学園生活が戻りつつある今日この頃です
『………ふぁ〜…』
「大きい欠伸だね?寝てないの?」
『んー、あんまり寝てないかな…』
「そうなの?」
『そう』
最近忙しいんだよねー仕事が…
取引先の相手とかもありオレのスケジュールは多忙です
「さっくん!お昼食べに行こう?」
キュッて腕に抱きつく泪
泪が最近前より増してくっついてくるんだけど…
あー、
それにしてもアレはビックリしたな
アレとは
追試があった日疲労が爆発したオレは泪と抱き合ったまま眠ったらしい
で
起きたら倉庫のベッドの中でした…泪と
ビックリしたけど泪と寝た時は身体痛くなかったし別にそこまで嫌な感じはなかった
……ま、オレも離れなかったそうだし怒るのは違うよなー
って
怒れよ…っつー目線をオレに運ぶ光樹だったけど無視したのはそんな理由
「…あれ?黒崎君だよね、久しぶり」
ボーッと回想していたオレは金髪に現実に戻された
只今、屋上へと向かう最中の廊下です
『……』
「無視かい?酷いなー」
金髪とは電車の中で話した相模先輩です
相変わらず美しいですねー
女子から熱い視線が来てますねー
『お久しぶりです相模先輩。では』
オレは泪に抱きつかれていた腕をほどき屋上へと歩く
泪がくっついていると熱いんだよ…
そんでもって
泪が抱きついてるの見て面白そうに見てくんだよ相模先輩が!