イケメン女子の学園生活1【完】
「つれないなー黒崎君。相変わらずクールだね」
……胡散臭い笑顔だなぁ
あ、オレまで女子に見られてんじゃん
最悪
「朔月誰?この人。先輩?」
「ああ、申し遅れました。2年の相模です」
「えっ?相模って生徒会長の?」
『あれ、知ってんの?哲』
「知らない方がおかしい…」
ふーん、とチラリと相模先輩を見る
にこやかに笑った相模先輩にバチッと目が合う
「黒崎君今日の放課後話があるんだけど良いかな?」
嫌です☆
……なんてね。
君に拒否権ないよ?ってな感じに視線で断る事を許さない感じ
ありえなーい
『…分かりました』
「うん。放課後生徒会室に来てね。待ってるよ、じゃあまた」
スッとオレの横を通り抜けた相模先輩
「おい、アイツとはどんな仲なんだ?」
『…知り合い』
「そうか」
「さっくんヤバイねー生徒会長に目をつけられてんじゃん」
「面倒だね。彼は嫌な感じしかしないな」
『…』
うーん…
慎二に同意
屋上に来たオレらはプチ会議中