イケメン女子の学園生活1【完】
『……じゃ、行ってくるな』
「おう。俺朔月が来るの待ってるな」
『…うん』
「悪いけど、俺らは帰るね?ちょっと敵対しているグループが危ないからさ」
『うん?了解』
と、言う事で哲が一人寂しく待っているらしい
それはまぁ、良いけど
はぁぁぁ……
重い足取りで生徒会室へ
足が重い
あぁ、重い
コンコン
『すみません、黒崎です』
「入って」
失礼しますとドアを開ける
普通の生徒会室
教室と部屋の感じはあまり変わらない
「…貴方が、黒崎朔月?」
部屋に入れば相模先輩はいなく
凄い美人さんがイスに座っていた
黒髪ロングストレートでお人形さんみたいな子
『はい、そうです。相模先輩は?』
「相模は今出掛けてるの。すぐ戻ると思うからそこに座ってて」
そこ、と指されたソファーに座る
自分で呼んどいていないってどー言う事だよ!
「…貴方、何が出来るの?」
『……は?』
資料か何かに目を通していた黒髪ロングの先輩(?)が急にオレに話しかけた
「ごめんなさい。何でもないわ。私は生徒会副会長、白木里江(シラキ リエ)二年よ」