イケメン女子の学園生活1【完】
モテる?
いや、あれはただジロジロ見て喧嘩売ってんだろ
『いや、あれは好意の目じゃないだろ?』
「え?(相変わらず鈍感だな、好意以外なんだよ!(笑 言ったら怒るから言わないけど)」
『あ、屋上とかなら人少なくね?』
「そうだな、行こ!朔月のお腹の虫が我慢できないくらい暴れてるから(笑)」
しょうがない
朝はご飯の換わりに拳をもらったんだから…
はぁ
思い出して溜め息をつき屋上に向かった哲の跡をおう
暫くして屋上に到着
ジロジロ見てくるやからは仕舞いには話し掛けてきたりして
オレの眉間にしわがよった所で哲が馴れたようにかわしたから助かった
喧嘩売ってきたなら殴り飛ばしてた
…違ったみたいだよな?
よくわかんね
屋上へと続く階段は嫌にガランとしていて驚いた
「着いた」
『見れば分かる』
「うーん、でも鍵かかってんだよな〜…」
うんうん唸りながらドアをガチャガチャ動かす哲
…蹴破ろう
『哲、そこどいて』
「え?朔月鍵あるのか?」
『あぁ…』
適当に返事をしたがスッとどいた哲を見てオレはドアに近づく