イケメン女子の学園生活1【完】


足を少し後ろに下げ
勢いをつけた足がドアに一直線に

『おらッ!』

ドゴォォォン


結構でかい音出たな……
後ろを見ればあんぐりと口を開けて呆けてる哲


『プッ何て顔してんだよ』



クスクス笑うオレを見て哲ハッと我に返った


「さっつき!鍵ないじゃん!!ドア壊しちゃ駄目じゃーん!!!」


五月蝿い五月蝿い(笑)
騒いでるヤツはほっといてフェンスを背に腰かける
すると哲もブツブツ言ってオレの横に腰かけた


「朔月駄目じゃん!」

『あー、わりぃ』

「悪いと思ってないでしょ!!」

『……分かったって後で直す。それで良いだろ?』


オレはホレとパンを出すように促す
まだブツブツ言っていたが納得したのかパンを渡してくれた


「まったく、朔月はお腹空くと我慢できないから駄目だムシャムシャ」

『…いや我慢したほ「えーっ!?何これ!?」うだ……』

誰かに声遮られた
ドアの方を見ると男の陰数名


「なーんでドア壊れてんのぉー!?」
「泪うるさいよ、でも何でだろ?」
「誰かが壊したんだろ!ギャハハ」
「うっせぇ!誰だよぶっ壊した奴」
「………」


うるさ…
穴場じゃなかった
大体の昼飯は食べたから良いけど


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