イケメン女子の学園生活1【完】
『チッ、じゃねーよ!離れた離れた!』
グイッと力強く離され相変わらず強いな、と少し落ち込む
が、俺も気になる
何でも喜べそうだ
“大切な人”
“好きな人”
そんなんが、良いなと思う俺は図々しいだろうか
『あっ、借り物のお題はねー…』
カサリと紙をポッケから出しながら朔月は口を開いた
『……お題は、
“俺様”
です』
じゃーん、と広げられた紙には確かに俺様、と書かれていて…
俺の身体はピキリと固まったのは言うまでもない
おい、笑うな司会
〜光樹 side end〜