イケメン女子の学園生活1【完】

と、そんな事はどうでも良いか…


「衣装これね?動きやすそうなのにしたわ。執事の服よ」



黒い布地に赤や白のラインが入ったシンプルかつお洒落な執事の服

うん、確かに動きやすそうだ
ぐッジョブ里江先輩



「向こうで着替えてね?」


向こうと指した所は保健室

なるほど、保健室ならカーテンで着替えれるし鏡もあるからな


『分かった。いってくる』


衣装を片手に保健室へ





ガラリと開けた保健室には誰もいなかった


つーか、すでに先輩方は着替え終わってたもんな


どうやら着替えてからメイクするのが普通らしい



ふむ、オレが遅いだけか




でも、一応と保健室のドアと窓の鍵をしっかり施錠

よくある少女漫画にあるあのハプニングを避けるためです
抜かりありません



シャッとカーテンを閉じ、執事になる

いつ測ったのかオレのサイズにピッタリなそれに驚きつつ、着やすいので感謝



黒いオレの髪に黒い執事か…うーん、強そう


何て思いつつ、髪がセットされてるのであんまり触れない

着るのにも気を使った


せっかくやってくれたしな、無駄に出来ない

や、……暴れるんだけどねこれから




それまで綺麗のままで、と気を使ったオレは偉いと思う

誉めて良いと思う


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