イケメン女子の学園生活1【完】

乱れはないか鏡で再度確認し、保健室を出た

まんま男なオレに苦笑い



男って思われて良いんだけどな?つーか、思われないとやばいんだけどな?

でも、なんか…なら、男として産まれた方が良くね?


って考えるくらい男前だった


いつもより目を細めると色っぽい執事さんになったからそれでいく

勝ちにいく



女々しい先輩方より男前になりたい

女は男より強いって事を分からせる




分からないだろうけどね












「わぁ………」

テントへと戻れば里江先輩から出た声

目を輝かせてるから良いのかな?



『どうっすか?着方、間違えてないですか?』

「え、えぇ。合ってるわよ…とても似合うのね」



顔を赤らめ目を輝かせてる先輩はじっくりオレを見る

その視線が熱くて気づかなかったが、他の先輩方からの視線もあった




何だよ、とは言えず

いや、言わず一睨み



悔しげに下唇を噛む奴やただひたすら睨む奴
和人先輩は興味無さげにかつ、うざそうに睨んでくる


はー…うぜ


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