イケメン女子の学園生活1【完】

<さてさてお待たせしました、No.1グランプリを開催させたいと思います!皆さん、ステージの前までお集まりください>


そんな声が響いたのは





相模先輩がステージの前で披露する笑顔に女子達はキャーキャー状態

ちょっと、人気取らないで下さいよ
と、嫌味の視線もニッコリ返されたらどうすることも出来ません





「はい、準備してください。初戦は一年の黒崎君と二年の大和(ヤマト)君です」


生徒会の役員らしき誰かさんにそう言われて引っ張られたことステージのはし

睨みを効かす大和先輩はー反対側のステージのはしなんで、会話無し



はしから忙しそうにライトの指示などをする里江先輩が見えてこっそり笑った


そして、観客席の真ん前を陣取ってる月牙グループ君達を見て苦笑い




え、何してんの?

真ん前取るとか……いや、回りの生徒も少し距離取っちゃうくらい威圧感あるけどね?

だけどね?
その位置、男が陣取る場所じゃないから


基本的に女の子のための行事

なんてったって良い男決めだから

だから前の方は女の子が多い
多いんだよ女の子が

その中に目立つ男集団




笑いを通りすぎて痛い


< 167 / 294 >

この作品をシェア

pagetop