イケメン女子の学園生活1【完】
あー
カバ男キレたかな
こめかみピクピクしちゃってる
総長がキレたら皆焦るか
永井はなんか落ち着いてるけど……
あ、オレがどうなってもいいからか♪
「……まぁ、調度いい。仲間にすんなら力量はかんねぇといけねーしな。それと、朝のかりも返さねぇとな」
殺気混じりにニヤリと笑うカバ男
『は?朝はお前がいけないだろ』
オレの言葉に問答無用!ってばかりに殴りかかられた
喧嘩するつもりあんまなかったけど、これからこのカバ男に馬鹿にされて過ごす…
なんて事オレにはできないからなー
のしちゃうか…
「うおらっ」
ヒュンッって音と共にきた拳をヒョイと避け
やつの後ろに行く
「あ!?」
当たらなかった事に驚いているカバ男が振り向くのを待ち
振り向いたと同時にカバ男の顔に回し蹴り
クリーンヒット!
ガツンって音がした
「グハッ……」
フェンスまで飛ばされた身体はガシャンとぶつかり止まる
カバ男の意識はない
顔、狙う事なかったか…
と反省しつつも
半分も力出してないのになと、ちょっとガッカリした
月牙の総長もこんなんか