イケメン女子の学園生活1【完】
ヘソ出ちゃったな
「うわ…、さっくんお腹割れかけてんじゃん」
『…え?うん』
鍛えてないとでも?
鍛え上げたオレの体は筋肉つきまくりだぞ
ま、割れきれないのは女だから仕方がない
「すっげぇ〜!!いーな、いーなー!」
『尚輝なら直ぐ割れそうじゃん。結構良い体してるし』
尚輝のお腹をサワサワと触りながら頷く
程よい筋肉ついてるからな、尚輝も
「え、え?そうー?////」
着替え終わり、尚輝の照れを無視して椅子に座る
首を回すとコキリと骨が鳴った
このグランプリ疲れが溜まるぞ
まともな相手が少ないってのは駄目だ
はぁ〜〜…
「なっがい溜め息〜さっくんお疲れかな?」
『ま、ね。てか尚輝そろそろ戻れよ』
「チェー。了解でーす。じゃ、頑張ってね」
『うぃーす』
ヒラヒラと手を振り去っていく尚輝
ん、まぁ
何はともあれ、あと一戦で終わるんだ
最後まで全力で戦おうじゃーないか
オレはワクワクする闘心を燃やしながら拳を握った