イケメン女子の学園生活1【完】
オレの過去
と、そんなこんなで
夏休みに入りました
最低でも2回は遊ぼう、と約束をし
オレにとってはつまらない…望んでいない日々の始まった
夏休みを望んでないって、奴あんまいねーよな
各家の事情は置いといて、皆やっぱ楽しみだよな?夏休み
オレは皆といる時間が減るから嫌だ、なーんてね
はぁ、
何度目かの溜め息の末、オレの目の前には洋風の普通の家の5倍くらいの大きさの屋敷
3mの塀で囲われ、鉄格子の門には監視カメラからの見張り着き
それが、オレの家
デカイ門ね前まで行くとガシャンと自然に門は開いてオレを招き入れる
監視員がオレを確認したからだ
無駄にデカイのは世間体を気にして、だけのこと
有名な黒崎家が小さい家じゃ示しがつかないからな
分かるけど、デカすぎ
改めて自分の家の以上さを認識して
オレは小さな溜め息をまた溢して門の中へと足を進めた