イケメン女子の学園生活1【完】
「ハハ、了解」
そう言って慎二はカゴを手に取った
「これも。あ、あれもね」
次々とカゴの中に服を入れていく慎二を大人しく見守る
他人事のように、一杯買ってんなー、と
「こっちより、うーん、……あそこのと合わせて…」
ブツブツとオレと照らし合わせた服を批評していく
シンプルなものが多く文句なしのものばかりだ
やっぱ慎二は頼りになるなー…
「……と、こんな感じかな」
そんな声を発したのは早一時間くらい経過したとき
『ありがと』
「この中から朔月君が好きなの選んで?それを使って合うのをまた、…」
『いや…これ全部ください』
レジに向かうと驚いた顔の慎二が追いかけてきた
なんだい?(笑)
「え、待って!全部買うの!?」
『うん、いくついるか分かんないから』
「そ、そうなの…?」
『そうそう。あ、これカードで』
店員にカゴを渡すと焦ったように畳だした
レジに時間かかるな…これは