イケメン女子の学園生活1【完】
telephone〜♪〜♪♪
家についたのは4時半頃
時間はキチンと守った形になったな
玄関には勿論のこと執事が待ち構えていた
背が高いスーツのソイツに少しイラッとした
コイツとは相性が悪いのかも……
「おかえりなさいませ」
『おぅ』
そして何故か二人で部屋に入る
何気に服を押し付けながら
「いっぱい買ってきたなー」
『どんだけ必要か分かんなかったから…。つーか、やっぱお前が買いに行けばいい話だろ』
慎二がたまたま居たから良いものの、オレ一人だったら
と思うとゾッとする
我ながら情けない
ファッションの事も勉強しようかな……
「いや、俺はお前の趣味しらねーしぃー」
『……ハァ!?』
「じょ、冗談だよ、ご主人!!睨まないでっ」
ご主人って何だよ…
雇い主は、父だろ
「あ、ホラ、俺あんまこの屋敷出られねぇからさ!」
『ネットがあるだろ』
「急に言われただろ」
………はぁ、
この話は終了ー
自分から言っといてアレだけど終わりそうにないからな
お前が早めに聞いとけば―……と言おうとした口を閉じる
視線を執事から自分の机に向けた
計四代のパソコンを立ち上げて座る