イケメン女子の学園生活1【完】
株の確認をした後、任せられた資料や書類を広げた
間違っている所はないかをチェックしてまとめて、裏の金の動きを瞬時に理解して決定判断をする
整理、と言えば簡単だが疲れるこの作業は慣れない奴なら1週間はかかるだろう
しかしオレは1日という期限で次々と出される
「おぅい、全部このクローゼットの中で良いよな?」
『………………ああー』
話しかけんなアホ執事
聞かずとも既にクローゼットに仕舞ってるし
お陰で、オレの指が止まったじゃねーか!
チッ、もとあった所に目を運びまた指を動かす
カタカタカタカタ
カタカタカタカタカタカタ……
執事が喋らなくなるとキーボードの音だけが部屋をしめた
あ、いや、……
……ズズー………プハッ
イラッ(怒)
何かを飲む音は響いてんな…クソ執事ぃ!
ったく、府陰気なんてあったもんじゃない
カタカタカタカタカタカタ……
――………カタ♪♪〜〜♪〜
「お?何だ?」
聞き覚えのある音に手を止めた
もう出された仕事は終わっていて、自分の株で遊んでいる時だった
「あ〜、朔月の携帯だ。ホレ」
『サンキュ…あ、お前オレの部屋で何か飲むの禁止な』
「なっ、何でっ!?」