イケメン女子の学園生活1【完】
こーんな女だから、俺は朔月に惚れたんだ
自分を強く持っていて、たくましい、朔月を……
「……じゃー、俺もそうしよっかな!」
『あれ、お前の話かよ。誰?好きになっちゃ駄目な女って』
「内緒。…まだな」
『…あ、まさか男?』
「ちっげー!!」
『アハハ』
俺は、何度も何度も悩んでこの気持ちを消そうとした
この仕事にも誇りを持っていたから
だからすげー悩んだし苦しかった……けど、後悔はしなかったし、しねえよ
お前に惚れて良かったと今改めて思った
ハッ、くせえ男だな、俺も
執事の心得、それは俺の全てだった
だから上書き保存する
[好きになった人を諦めず落とすべし!]
うん、最高
「朔月が言ったんだからなー?覚悟しとけよ?」
『は?何でオレが覚悟すんだよ』
「朔月が可愛いからいけないんだろ!」
『……可愛くねーし。意味わかんねーし』
ばっかだなぁ、お前以上に良い女がいるもんか!
うざそうに俺を見る朔月すら愛しいと感じる俺はかなりの重症だ
『…ま、今日のお前は少しカッコ良かったけど、』
「!!//////」
……執事の心得に少し追加
[好きな人には絶対に敵わないので気を付けるべし]
〜遠野 side end〜