イケメン女子の学園生活1【完】
「朔月、マジで言うの?」
心配そうにオレにコソコソ話しかける哲
『言うよ。隠し事、コイツらにしたくなくなっから』
「……朔月が決めた事なら良いんだ」
哲はヘラヘラといつもの顔に戻った
信用してくれて感謝する
ま、哲も
月牙のコイツらを信用してんだな…
良いことだ
言った事でオレを避けるもよし
激怒して殴りかかるもよし
何でも受け入れよう
『あのな、オレが話したい事はな?』
ガヤガヤと話していた連中をジッと見ながら声を出すとシンと静かになった
うん
良い雰囲気♪
……実はオレ結構この瞬間楽しんでんだよね(笑)
仲間失って悲しむ柄じゃねーし
んな事で離れたなら、それは大した仲間じゃなかっただけの事
だから
この瞬間
皆の唖然とした顔見るの楽しみ(笑)
さて、
どんな反応するのかな?
[哲が心配そうに朔月を見つめるが要らぬ心配なのでした。]