イケメン女子の学園生活1【完】





☆寒川side☆


ダリィ


くそダリィ



長かったようで短い春休み明け
今日から新学期だ



昨日倉庫で酒飲みすぎた


倉庫から直行で学校へ来た俺はかなり苛ついていた


だが
慎二に学校で暴れたら姉貴にチクると脅されていた俺は一般人にガンを飛ばすくらいしかできねぇ



姉貴にチクられたら死ぬ



レディース世界一の姉貴は喧嘩も伊達じゃねぇ


姉貴はどんな手段も使うから寝込みやら何やら襲われて死ぬから駄目だ



学校では大人しくすんか



それか
先公がみてないとこでするかだ



軽くズキズキ痛む頭にさえ苛つき
自分の教室を確認して教室に行けば俺が一番座りたい席に誰かいる



イライラしてた俺は



つい、


手がでた

いや、あれは我慢できねぇ
誰がカバ男だ




俺の拳を意図も簡単そうにスルリと避け…

…避けた!?


ヒョロヒョロしたこいつに…


俺、腕落ちたか…?


いや、んな分けねぇ

喧嘩は毎日してっぞ



その時は先公が来たから中断
姉貴コエーから


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