イケメン女子の学園生活1【完】


「お前のが………似合う」



永井にグラサン付けられた
ビビった
気配消してんなよ!


『…そぉか?』


オレは鏡に映った自分の顔を見る
おぉ…チャラ男がいる


『チャラ男だなオレ。コレじゃ石田じゃね?』


とふざけたオレにフッと永井が笑った

笑った………

何だ笑えんじゃん♪
笑った方がイケメンだなー


「…お前のチャラさなら、良いと思う………」


え?
ちょっと分かんない

『何?オレのチャラさって』

「…………………お前なら何でもいぃんじゃねーの…………ってこと…」


小さい声になっていくから聞き取るのがやっと

これ
誉めてくれてんだよな?
なら…

『ありがと、永井♪永井のイケメンには負けるけどな』

「…………」



顔をほんのり赤くした狼は下に俯きさっきカバ男が行った方に向かって行った

照れてんのか可愛い奴



「黒崎君、買い物終わった?」

『お、浅井。終わったよ。結構カッコいいの買ったぜ?』


ヘラッと笑えばそっかと爽やかな笑顔で返された

どうやら
浅井も買い物が済んだらしい


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